そろそろストリート・カルチャーが台頭を始める1987年発表、ニュー・ジャック・スウィングっぽいビート、黒尽くめメタル・ジャラジャラで`ワル`の魅力を前面に押し出した「バッド」のPVが超イケで大ブーム驀進!マイケルが師匠クインシー・ジョーンズと組んで、ダンサブルなナンバー満載でキメるアルバム。他に故ダイアナ妃お気に入りの「ダーティー・ダイアナ」などを収録。 (C)RS
・ バッド / Michael Jackson / amazon
前作『スリラー』で世界的なスーパースターの座を揺るぎないものにしたマイケルが、ファンを待たせに待たせて発表したアルバム。前作に引き続き名パートナーのクィンシー・ジョーンズがプロデュースを担当、またもや大ヒットを記録した。
ソウル臭は薄くなり、逆に<1><2><3><6><10><11>のような、いかにもマイケルらしいハイパーなダンス・ポップ・サウンドが全体の雰囲気を形作っている。<4><7><8>などの大スケールで感動的なバラード曲もスーパースターらしくて良い。(麻路 稔)